【検証レポート】 機内持ち込みサイズを検証してみた!荷物を預けたくない人のガイドライン

【検証レポート】 機内持ち込みサイズを検証してみた!荷物を預けたくない人のガイドライン

はじめに


国際線・国内線には、各社で”機内持ち込みサイズ”というものが定められています。

これは、荷物検査機を通過できる事と座席上の収納ボックスに入るかどうかが基準になっている場合が多いのですが、ではいったいどこまでの誤差がOKでどこからがNGなのか、という問題について考えてみたいと思います。

盗難や破損等が心配でどうしても預けたくない、という人はぜひ参考にしてください。

規定サイズ内であればスーツケースでもOK

まず、”手荷物”と聞くと

「ショルダーバッグとかしか持ち込んじゃいけないのかな」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな事はありません。

スーツケースだろうがバックパックだろうが、規定のサイズ内であれば持ち込めます。但し、荷物に液体類が含まれる場合は大人しく預けましょう。

特定の航空会社だけを利用するわけではない

まず、筆者が初めて海外旅行に行く時、この問題で一か月以上悩みました。

というのも、機内持ち込みサイズは各社で微妙に異なっていて、どのサイズを買えばいいか判断できなかったのです。

例えば、

航空会社 持込可能サイズ 参考URL
デルタ 56 x 35 x 23 公式サイト
エールフランス 55 x 35 x 23 公式サイト
エアアジア 56 x 35 x 23 公式サイト
ANA 55 x 40 x 25 公式サイト
JAL 55 x 40 x 25 公式サイト
シンガポール航空 115cm 公式サイト
マレーシア航空 115cm 公式サイト

というような感じです。
一番大きい規定に合わせて買ったら、何回目かの航空会社で持ち込めなかった、なんて事は避けたいですよね。

スーツケース/バックパックのサイズ比較

そこで、筆者は考えました。。。

「各社のサイズに収まるものを買えばいいんだ」と。

それからの二週間、ひたすら各社のスーツケースとバックパックのサイズを調べました。

どこかにまとまったページがあればよかったのですが、なかなか見つからなかったので自分で比較表を作ってみたのが以下です。

■スーツケース

メーカー 商品名 サイズ 容量
ACE ProtecA MAXPASS HⅡ 55 x 40 x 25 (115cm) 40
RIMOWA SALSA Air 55 x 40 x 20 (115cm) 34
ZERO HALLIBURTON ZRP-FⅡ 53 x 37 x 23 (113cm) 31
MUJI ハードキャリー 53 x 37 x 23 (115cm) 33
SAMSONITE Optimum Spinner50 50 x 39 x 25 (114cm) 42
innovator INV48 55 x 37 x 23 (115cm) 38

■バックパック

メーカー 商品名 サイズ 気室
MILLET SUPER RENGER 55 x 40 x 25 (113cm) 1
HAGLOFS ROC35 62 x 31 x 20 (103cm) 1
mountaindax FREEDOM40 66 x 33 x 20 (119cm) 2
montbell チャチャパック35 69 x 30 x 20 (119cm) 1
Coleman Mt.Trek45 67 x 32 x 24 (123cm) 2
Aconcagua Cordoba35 58 x 30 x 15 (103cm) 1
KARRIMOR alpiniste35 TYPE3 61 x 31 x 25 (122cm) 1
THE NORTH FACE Terra45 70 x 35 x 20 (125cm) 2

こうして見ると、スーツケースは115cmに収まるように作られているものが多く、どの商品ページにも

「機内持ち込みOK」

みたいな説明が書いてあるので、1~2cmの誤差は問題ないという事になるようです。

逆に、バックパックの方はサイズがマチマチですが、明らかにサイズオーバーしている物もあるし、元々が登山用という事もあり商品ページにも「機内持ち込みOK」とは書いてないのでちょっと心配です。

実際に機内に持ち込んでみた

という事で、最初は色々心配だったので、各社がお墨付きで紹介しているスーツケースを選択しました。

筆者が選んだのは、容量とコスパで「SAMSONITE Optimum Spinner50」。


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最初の海外旅行という事もありビクビクしながら検査に進みましたが、もちろん無事通過し機内持ち込みもすんなりできました。
ただ、機内にスーツケースを持ち込む人はあまりおらず、ちょっと浮いた感じがしました。

次はバックパックです。他の記事でも書きましたが、バックパックはトレッキング等にも使えるのが魅力です。できれば、両方の用途を満たせるサイズのものがいいですね。
そして、悩んだあげく選んだのが「Coleman Mt.TREK45」。


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…でも、ちょっと待ってください。
このバックパック、サイズが10cmもオーバーしています。
それでもなぜこの商品を選んだかというと、ちゃんとした理由があるのです。

実は、最初の旅行でスーツケースを持って行った時、コンベアに乗って検査機を通るところをじっと観察していました。
すると、上と左右にかなりのゆとりがある事を発見してしまったのです。さらに、明らかに筆者のスーツケースより一回り大きいものが後から通過していく様子を見ていたので、ある程度の誤差は問題なく許容される事は確信していました。

という事で、今回の検証としては「航空各社の機内持ち込みサイズはあくまでも目安であって10cm前後の誤差までは許容される」という結果になりました。

※この記事は個人的な検証に基づく結果であり、各社の公式見解ではありません。スーツケースやバックパックの選択・購入は自己責任でお願いします。

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